Odaiba Hotel Wars 🏩

『老舗ホテルのプライドと外資の論理。』
インバウンド需要に沸くこのエリアで、静かに、しかし確実に“戦い”の火蓋が切られています。

その舞台は、ゆりかもめの駅を挟んで向かい合う2つのホテル。
一つは、かつて「ホテル グランパシフィック LE DAIBA」から生まれ変わった
グランドニッコー東京 台場。

そしてもう一つは、かつて「ホテル日航東京」として親しまれた
ヒルトン東京お台場。

かつて同じ“日航ブランド”を掲げていた2つのホテルが、
今や「老舗の誇り」と「外資の戦略」を象徴する存在として対峙しています。

■ ブランドの交代が意味するもの

1996年に誕生したホテル日航東京。
その運営を担っていたのは、航空業界を背景に持つ
『日本航空』グループでした。

しかし時代の波は大きく、
経営破綻、外資ファンドの参入、そして運営の切り替えへ。

結果として、そのホテルは世界的ホテルチェーンである
『ヒルトン・ワールドワイド』の手に渡ります。

これは単なる名称変更ではありません。
“経営思想”そのものが変わるということ。

収益性を重視する外資の論理と、
日本のホスピタリティを重んじる老舗の思想。

その違いが、サービスの在り方にまで影響していきます。

■ 老舗オークラの“リベンジ”

一方、対岸で静かに燃えるのが
『ホテルオークラ』の存在です。

日航ブランドを傘下に収めながら、
お台場では一度その舞台を失う形となったオークラ。

しかし今回、ヒルトンの真正面に
「グランドニッコー東京 台場」として再び旗を掲げます。

しかもその条件は決して有利とは言えない。
宿泊稼働に関係なく一定の賃料を支払う契約。

それでもなお参戦する理由はただ一つ。

“日本のホテルとしての誇り”です。

ヒルトン開業時には、私の知人も多くこの地に送り込まれ、
現場に立つ人材の熱量こそが、ホテルの価値を創ると教えられました。

今回訪れたグランドニッコーにおいても、
一つひとつの所作や言葉の端々に、
“人が創るサービス”の本質を感じる場面がありました。

ブランドや仕組みだけでは測れないもの。
それは、現場に流れる空気と、そこにいる人の想い。

両者ともに甲乙付け難く、
この答えは一度の訪問では見えてこないのかもしれません。

だからこそ、何度も足を運び、
その違いを肌で感じ続けたいと思います。

"We are proud to be a Japanese hotel."

When the Hilton opened, many of my acquaintances were sent here, and I learned that it is the passion of the people on the front lines that creates the value of a hotel.

At the Grand Nikko that I visited this time,
I felt the true essence of "service created by people" in every gesture and word.

This is something that cannot be measured by brand or system alone.
It is the atmosphere on the front lines and the passion of the people there.

It is difficult to judge between the two,
and the answer may not be clear in a single visit.

That is why I want to return many times,
to continue to experience the difference firsthand.