Thoughts at the end of the year🐎

年末に、立ち止まって振り返る。

2025年の年の瀬を大阪で迎えています。
昨年は淡路島、そして今年は近江八幡という土地で、大きなプロジェクトに携わる一年となりました。
飲食という仕事に深く関わる中で、「料理」や「サービス」以上に、商いとは何かを問い続けた一年でもあります。

昨日は兵庫県伊丹市を訪れ、酒蔵巡りを通じて、長い年月をかけて育まれてきた“続く商い”の姿に触れました。酒蔵も飲食店も、華やかさの裏側には、日々の地道な積み重ねと覚悟があります。

その中で、本屋を営む昆布店長から伺った言葉が、強く心に残りました。

「まずは一店が、覚悟をもって突っ切ること。
それが結果として、商店街全体の活性化につながる。」

この言葉は、飲食店経営にそのまま当てはまると感じています。
街に人を呼び込むのは、流行や仕掛けではなく、「あの店があるから行きたい」と思わせる一軒の存在です。価格、品質、空間、接客——そのすべてに責任を持ち、言い訳をせずにやり切る店が、街の空気を変えていくのだと思います。

近江八幡で取り組んでいるプロジェクトもまた、単なる一店舗の成功が目的ではありません。
まずは自分たちの店が、飲食店として、商いとして、胸を張れる存在になること。
その姿勢が、地域の飲食業、ひいては街全体の価値を少しずつ押し上げていくと信じています。

振り返れば、今年の歩みは「人との出逢い」と「ご縁」に支えられてきました。
生産者、職人、同業の経営者、地域の方々——その一つひとつの対話が、料理の方向性や店の在り方、経営判断の軸をつくってくれています。飲食・商いは、決して一人では成り立たない仕事だと、改めて実感しています。

2025年の最終日、大晦日。
この一年に感謝しつつ、来る2026年は、飲食という現場に正面から向き合い、商いとして結果を出し、街に必要とされる店づくりを愚直に続ける一年にしていきたいと思います。

Looking back, our progress this year has been supported by "meeting the people who will be participating" and "connections."
Producers, artisans, business owners in the same industry, and local people -- each and every conversation has shaped the direction of our cuisine, the nature of our restaurant, and the foundation of our management decisions.
It's New Year's Eve, the last day of 2025.
While we're grateful for the past year, we want to make 2026 a year in which we face the restaurant industry head-on, produce results as a business, and continue to work diligently to create a restaurant that is needed in the town.