What destroys disaster-stricken areas is not the shaking, but "self-restraint born of good intentions."

2026年7月28日16時27分頃、熊本県熊本地方を震源とするマグニチュードMj7.1・Mw6.8(最大震度7)の大きな地震(以降「令和8年熊本地震」とします)が発生しました。
令和8年熊本地震により、熊本県宇城市・氷川町は震度7(最大階級)の揺れに襲われました。高層ビルの地震被害や石油タンクのスロッシング を引き起こす長周期地震動については、長周期地震動階級4(最大階級)が熊本県宇城市・八代市で観測されました。
なお、震度7が観測されたのは2024年1月1日に発生した令和6年能登半島地震(Mj7.6)以来で、長周期地震動階級4が観測されたのは2026年1月6日の島根県東部で発生した地震(Mj6.4)以来です。
令和8年熊本地震の震源周辺では、10年前(2016年)に平成28年熊本地震が発生しています。
被災地を潰すのは、揺れではなく「善意の自粛」です。熊本で、また大きな地震が起きました。
被災された皆さんには、心よりお見舞いを申し上げます。
そのうえで、いま同時進行で起きている「もう一つの被害」の話。
2016年の熊本地震のとき、九州全体で約75万人泊の宿泊キャンセルが出ました(内閣府・2016年5月8日時点)。
驚くべきはその内訳で、直接の被害がほとんどなかった長崎、宮崎、鹿児島でも数万件単位のキャンセルが発生しています。揺れていない県の宿が、揺れた県と一緒に沈んだのです。そして今回も、震源から遠く離れた高評価の名宿にまで、すでにキャンセルが入り始めています。
理由ははっきりしています。メディアが最も被害のひどい映像を流し続けると、その絵が「九州全体の顔」として認知されてしまうからです。3.11のとき、内陸の盛岡まで津波が来たと思っていた人が大勢いたのと同じ構造です。多くの人は、地図で位置関係を確かめないまま、キャンセルのボタンだけを押しています。
私はこれを「善意の兵糧攻め」と呼んでいます。「こんなときに観光なんて不謹慎」という善意と道徳心が、被災地とその周辺の宿、飲食店、酒屋への現金の流れを一斉に止める。悪意はどこにもないのに、経済的には城を囲んで兵糧を断つのと同じことが起きるのです。会社や店には資金繰りがあります。数か月売上が立たずにどうにかなるものではありません。
「あとで復興割が出る」という声もありますが、宿の部屋数には上限があり、いま失った需要は後から取り戻せません。2016年の九州ふっこう割(国費約180億円)でも、恩恵が届かない宿が多くありました。大事なのは、いまの需要を蒸発させないことです。
では、私たちに何ができるか。三つだけです。
一、キャンセルの前に、宿へメールを一本送る。「状況はいかがですか」と聞けば、「無傷です、通常営業です」という返事がたくさん返ってきます。報道ではなく、当事者に聞いてから判断する。
二、大丈夫だと確認できた場所へは、堂々と行く。お盆の予定を慌てて取り消す必要はありません。
三、行けないなら、買う。割れた瓶の映像の隣には、売り先を失った無傷の在庫が積み上がっています。それを買うことが、事業者の尊厳を支えます。
被害の大きい地域には全力で心を寄せる。同時に、無事な地域の日常は堂々と回す。この切り分けができる社会こそ、災害に強い社会だと思います。被災地の本当の復興は、避難所ではなく、レジの前から始まります。

がんばろう熊本‼️令和8年熊本地震に係る義援金のお願い

義援金受付期間(予定)
令和8年(2026年)7月29日 ~10月30日

令和8年熊本地震義援金の熊本県受付は⬇️

#くまモン #熊本地震復興 #がんばろう熊本 #熊本城 #復興の祈り #希望の光

What can we do? There are just three things.
First, send an email to the inn or hotel before cancelling.
If you ask, "How are things?" you will often receive replies like, "We are unharmed and operating as usual." Make your decision after hearing from those directly involved, rather than relying solely on news reports.
Second, visit the places you have confirmed are safe without hesitation. There is no need to rush into cancelling your Obon holiday plans.
Third, if you cannot visit, buy the products. Alongside images of broken bottles, there are piles of undamaged stock that have lost their buyers. Purchasing these items upholds the dignity of the business owners.
We should offer our wholehearted support to the hardest-hit areas. At the same time, we should confidently keep daily life moving in the areas that remain safe. A society capable of making this distinction is, I believe, a society resilient against disasters. True recovery for disaster-stricken areas begins not at evacuation centers, but at the checkout counter.